今日も一日、元気で頑張ろう!

5月2日のブログに書きましたが、フェイスブックを始めて、2ヶ月が過ぎました。

フェイスブックというのは…、

ごく簡単に説明すると、自分の素性を明かしたうえでインターネット上に登録し、承認し合った者同士が情報を送受信できる仕組み、というのでしょうか。

 

起業家セミナー仲間から恐る恐る始めた小さな輪が、友達の友達は友達方式で、少しずつ大きな輪に広がりつつあります。商売上、必要に迫られて始めたつもりが、私自身がすっかり楽しんでいる状況です。

 

各方面で活躍されている皆さん、夜もお元気ですが、朝もお元気。仕事前の早朝から書き込みをされている方も。

締めくくりは、

みなさん、今日も一日、元気で過ごしましょう。

なんて言葉が多いです。

決まり文句のような言葉ですが、書いた方の笑顔やお仕事ぶりが目に浮かび、読むたびに心に響きます。

 

何年前からでしょう、いつの頃からか、私は毎朝、心の中で

今日も一日、元気で頑張ろう!

と唱えるのが習慣になっています。

辛いときほど、心の中で拳を突き上げて、声高に叫んできたように思います。

人からは「いつも元気やね」と言われ続けて何十年。

ちゃうねん、ちゃうねん…、

と心で思うも、この言葉の効果だったのかもしれません。

 

今日も一日、元気で頑張ろう!

店を始めた今、やっぱり、毎朝、そう心で唱えて一日をスタートしています。

以前と違うのは、フェイスブック仲間の皆さんの声が、ハミングのようにかぶさっていることでしょうか。

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時を紡ぐ時

きのうは台風でしたね。ほとんどお客様は来られないのでは、という予測のもと、急きょ、私一人、臨時休暇をもらうことができました。

 

降って湧いた休暇を、家の用事だけで終わらせてはつまらない。ということで、ずぅ~としたいと思っていたことに当てることにしました。

実は私には変な性癖(?)があります。治そう治そうと思っているのですが、どうしても治りません。

それは新聞を溜めて溜めて、まとめ読みをすること。その時間、至福の思いに浸ることです。

 

一日のうちでしないといけないことに優先順位をつけていくと、新聞を読むことは、私の中ではかなり低い順位になります。どうでもいいのかというと、そうではなくて、むしろ大切に扱いたい時間です。そんなわけで後回しになり、結局、新聞を読めないままに一日が終わり、一週間、二週間が過ぎ、新聞は山積みにされる、なんてことも。

 

恥ずかしながら告白します。私、開店準備も佳境に入った頃から新聞を読んでいません。溜まった新聞は山積みどころか連山の様相です。故紙として処分もせずに積み続けているということ自体、どうしたものか。日付をさかのぼると、なんと2月19日です。

今回はいくらなんでも諦めて、せめて5月あたりから読もうと思ったのですが、やっぱり2月19日から読みました。

 

この時期、慌ただしさのあまり記憶が飛んでしまっていることも。古い新聞を読むことで、もう一度、自分のペースで、自分の手で、時間を大切に紡ぎ直しているような気がします。不器用で、いつもいっぱいいっぱいで生きている私には、そういう時間が必要なようです。

 

結局、今日、読み終えたのは3月13日まで。開店日の3月16日にも行き着けませんでした。それでも、ちょっと心が落ち着きました。 また時間を見つけては、紡ぎつないでいきたいと思います。

 

ほんと、変な性癖です。(笑) 

 

 

 

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デジャブ

開店から3ヶ月近くが過ぎました。

少しずつお馴染みさんが出来つつあり、その中にはご近所の高齢の方も。

杖を突きながらや、手押し車を押しながら来られては、店内の椅子に腰掛けてしばしお喋り、なんてこともよくあります。

 

ふと、この光景、どこかで見たような、と不思議な思いに駆られることがあります。そんなこと、あるわけないしなぁ、あぁ、そうそう、開店前に思い描いていた光景やんと思い至り、さらに不思議な思いに…。

 

じゃこ山椒も塩昆布も、スーパーマーケットに行けば手軽に安価で買うことが出来ます。高齢のお客様にとっては、日々の買い物のついでに済ませれば便利なことでしょう。それでも「これは、やっぱり、あの店で…」そう思って足を運んでいただける店でありたい。味はもちろんのこと、そこでのお喋りがまた楽しい、そう思っていただける店…。構想中に私が思い描いていた店の光景です。

 

そのままの光景を、今、目の当たりに出来て幸せに思っています。

 

写真はご近所の玄関脇の紫陽花です。こんな季節になっていたのかとビックリ。

店作りに奔走し始めた去年の秋以来、紅葉も桜も味わうことなく過ごしてきました。

また少しずつ、季節の移り変わりを楽しむ余裕を持ちたいと思います。

 

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この道を 通る日いつも 豆腐買う

うちにご来店くださるお客様の半数近くは他府県の方でしょうか。観光の方がほとんどですが、なかには京都の病院に通っているという方が時々いらっしゃいます。

 

近郊から月に一度通院しているという方、遠方のため京都に部屋を借りているという方、なかには入院中で外出許可をもらってきたという方も。

ご本人は食事制限があり食べられないけれど、家族にと言って、じゃこ山椒を求められる姿に、かける言葉が見つかりません。

 

今はもう亡くなった私の実母は、長年、入院生活を送っていて、私は一人、慣れない運転で面会に通いました。

私が娘であることをとうに忘れた母に会うのは気の思いことでしたが、途中に美味しい豆腐屋さんがあり、帰りに買って帰るのがせめてもの慰めでした。夏には冷奴、冬には湯豆腐にして食べた豆腐は、美味しくも切ない味でした。

「おいしい、おいしい」

と、ことさら声に出して食べていたように思います。

 

病気は本人にとっても家族にとっても辛いものですが、そんななかでも人はちょっとした隙間に楽しみを見つけられるものなんですね。

 

この道を  通る日いつも  豆腐買う

 

思いのままを五七五にして新聞の川柳に投稿したところ、佳作に選ばれた、なんてことも。ビギナーズラック、ってやつです。

 

決して楽しくはない病院通い、それでも皆さん、なにかしら楽しみを見つけられている様子がうかがえます。

 

写真は近くのスーパーの軒先で見つけたツバメの雛。たくましい生命力、あやかりたいものです。

 

 

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