開店日前日になって、試食用のじゃこ山椒と塩昆布を入れる器を買い忘れていることに気づきました。幸い貸してくださる方があり、当面お借りすることに…。
先日、ようやくデパートに買いに行くことができました。食器売り場で探すも、ピンとくるものがありません。なにせ佃煮屋、和風を基調にと心がけていますが、ありきたりのものでは飽き足りません。
お鍋売り場に移って、こんな可愛い器を見つけました。ル・クルーゼのものです。
ル・クルーゼといえば、性能もデザインも優れたフランスの有名なお鍋メーカーです。憧れながらも、今まで手を出せずにいました。
店員さんに用途を聞いたところ、さすがル・クルーゼ。ココットやプリン作りに、ディップ入れに…と、お洒落な料理の名前が並びます。まさか佃煮屋の店頭で、じゃこ山椒と塩昆布を入れて置かれるとは想定されていないでしょう。
漆塗りのスプーンとフォークを添えてガラスのサンプルケースの上に置くと、これが意外に合うんです。お客様にご試食を勧めるたびに、可愛いフォルムを眺めてはにんまりしています。