開店時にはたくさんのお祝やお花を頂戴しましたが、お酒もたくさんいただきました。
縦長の箱を斜めに抱えて入ってこられるや、すっと差し出される姿は、皆さんとても様になっていました。男性なら渡哲也、女性なら高島礼子に見えたものです。
さっそく飲んでみると、これが美味しい! 以来、毎晩、夕食時に冷やでいただいています。下戸のためぐい飲みに一杯ですが、すっかり日本酒の魅力にはまっています。
日本酒といえば、じゃこ山椒にも塩昆布にも欠かせないものです。
開店に当たり、調味料について改めて勉強しましたが、日本酒がいかに重要な役割を担っているか再認識したところです。
ちりめんじゃこや昆布が主役なら、日本酒はいぶし銀の名脇役というところ。
うちの日本酒、寡黙ながら主役を盛り立て、いい仕事をしてくれています。
調理場の中央にでんと置かれたその姿は、じゃこ山椒や塩昆布が炊き上がるのを、じっと見守ってくれているようにも見えます。頼もしい存在です。
ミニミニギャラリーで紹介しているように、飲み終わった瓶を使って店内にディスプレイしています。日本酒党のお客様と会話が弾むことも。そんな私たちをまた黙って見守ってくれているような。ホント、寡黙な名脇役です。